肩こりの症状、対策
肩こりは、主に首の後ろや肩、肩甲骨周辺にある筋肉などが、長時間緊張し続ける事で筋肉疲労を起こした状態です。
筋肉疲労を起こした部位は、筋肉の血行が悪くなり、乳酸という疲労物質が溜まっているため、筋肉が硬くなり動きも鈍くなる事で、血管や神経を圧迫して痛みが生じるようになります。
肩こりがひどくなると、肩や腕、指先などの痺れを感じたり、手に力が入りにくくなる場合があります。
また、熱さや冷たさに対しても鈍感になり、温度が感じられなくなる場合もあります。
そして、肩こりの痛みによって首や肩周辺の筋肉の動かさないようにすると、ますます血行が悪くなり、筋肉疲労が持続して症状がひどくなり、頭痛や吐き気、めまいなどを引き起こす事もあります。
筋肉を動かしたり、温めると血行が少しずつ改善されますので、筋肉に溜まった乳酸が少しずつ排出されていきますので、適度な運動や体操、伸びをするなどして筋肉をほぐすようにしたり、入浴や蒸しタオルなどで肩を温めると、症状は徐々に改善されていきます。
しかし、狭心症や心筋梗塞などの心臓に異常がある場合や、肺に病気がある場合にも、肩や胸の痛みを持続的に感じる場合がありますので、それでもなかなか改善されず、症状が重い場合には、内臓や骨の異常なども疑って、早いうちに病院で検査を受けるようにしましょう。
普段から水分をあまり摂らない人は、血液がドロドロになり血行も悪くなりますので、慢性的な肩こりの人は、なるべくこまめに水分補給をおこなうように心がけてください。